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エロすぎる官能小説 無料官能小説!アダルトな内容で、妹や熟女を扱ったオリジナルのエロ小説です。他にも乱交や人妻とのsex(セックス)、変態プレイ、エロい体験談風などライトノベル調の読み物です。無断転載禁止

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官能の国物語 後編

村中さんは困ってしまいました。

普段全く本を読まないので、
何を読んだら良いかわからないのです。

こんなにも色んなジャンルの本があるのかと、
圧倒されるばかりで、
実際に手にとって読もうとする気にはなれません。

どうしようかと迷っていると、
可愛い子が本を探している姿が目に飛び込んできます。

可愛い子が読む本なら面白いだろうと、
その女性の近くに寄り、女性が手にした本と
同じ作者の本を読む事にしました。

そして、どうせ読むなら綾ちゃんが見えるところが
良いと、カウンターが一望出来る席に座りました。

山本さんは笑顔で本の貸出作業しています。

村中さんはその笑顔に見とれてしまいます。

しかし。気持ち悪がられてしまうかもしれないので、
ずっと見つめている訳にはいきません。

村中さんは手に持った本を開いて、
読み始めました。

しかし何やら官能の国をテーマにした小説らしく、
稚拙な文章で全く読む気になれません。

でも可愛い子も読んでいるだと思い、
頑張ってもうちょっと読んで見ることにしました。

10ページ程度読んだところで、
もう駄目だと顔をあげると、
また山本さんと見知らぬ男性が股間を触りあっているのです。

村中さんは強烈な嫉妬心に我を忘れそうになりましたが、
一方で自分の好きな人が寝取られる感覚に、
もの凄く欲情していました。

村中さんのペニスは勃起してしまい、
その事に驚きを隠せませんでした。

嫉妬やジェラシーからは無縁の男性と
自分の事を思っていたのに、
これ程まで怒りに掻き立てられるとは・・・
そして欲情までしてしまうとは・・・

村中さんは少し自分の事が怖くなってしまいました。
このまま図書館にいて、
山本さんが挨拶しているとのを見る度に、
頭がおかしくなってしまう。

村中さんはこれは精神衛生上良くないと、
外に出て散歩する事にしました。

ブラブラブラと当て所無く、散歩するのは
案外苦痛で、チラチラと時計に目をやるも
一向に時間は進んでいません。

致し方ないので、山本さんとの出会い、そして付き合った場合の事を
色々空想していたらようやく約束の時間になりました。

ようやくこの時が来たと、
心を躍らせながら図書館に走っています。

社員用の出口に山本さんが立っているのが見えると、
走るのを止め、息を整えてスマートに歩き出します。
山本さんもようやく村中さんに気づき、
向かって歩いてきます。

「あやーちゃん」

「もうー名前をちゃん付けで呼ばれる程親しくないですよぉー」

ニコニコしている山本さんの股間に手をやり、
二人は軽い挨拶をします。

「それで・・どこに連れてってくれるの?」

「美味しいレストランがあるんだ!
さぁ行こう!」

村中さんは手を差し出し、
手を繋いで歩いていきます。

ただ手を繋いでいるだけのに、
天へと昇る気持ちで、たまらなく愛しくなってきます。

「あやちゃん・・」

「なーに?」

「官能の国には慣れたかい?」

「そうねー、私って結構フランクでー
Hな事好きだから相性抜群って感じ」

「そうか!それは素敵だね。」

「うふ、
村中さんは官能国生まれなの?」

「うん、僕は生まれも育ちも官能の国さ」

「すごいわねー、どこか外国には行った事あるの?」

「そりゃないよー。官能の国の人は
外国旅行はしないんじゃないかなー。
ついつい股間触るのが癖になってるから。
それを国外でやったら捕まっちゃうでしょ。」

「そうねー。
ここは言ってしまえばユートピアみたいな国なのねー」

「その通り。」

村中さんは山本さんの頬にキスをしました。
山本さんはまじまじと村中さんを見つめてきます。

「何で今キスしたの?」

「ここはユートピアの国だからさ」

「うふふ」

山本さんも村中さんの頬にキスをしてくれました。

二人は幸せそうに歩いていると、目的のレストランにつきました。

店内に入るとボーイが近寄ってきて、
二人の股間を丁寧に触り挨拶をします。

思わずカっとなりそうでしがら、
何とか笑顔で取り繕い、
村中さんは嫉妬心を悟られないように
するのが精一杯でした。

席に案内され、向かい合うように座り、
二人は見つめ合いました。

「どうしたの?」

山本さんはキョトンとした顔を見つめてきます。

「うむ、いや、あのー可愛いなぁと思って」

「何それー、うふふ」

「アハハハ」

一体自分は何を口走っているのだろうか?
いつもならもうちょっと上手に口説けるのに。

村中さんは恥ずかしくて、
ついつい顔が赤くなってしまい、
それを隠すようにメニューを手にとりました。

「ここって何がおいしいの?」

「何でも美味しいけど、
やっぱ今日のコースを選ぶのが一番」

「じゃあそれにしよっとー」

ボーイを呼び、村中さんは今日のコースを頼み、
後ワインを頼みました。

ワインが運ばれてくると、
二人はさっそく乾杯をします。

「出会いに・・
乾杯!」

「もうキザねー」

山本さんは終始笑顔で、
接してくれました。

そして二人はお互いの事や
職場の事を話ながら、
運ばれてきた料理を美味しそうに食べました。

「ふーおいしかったわー」

ワインを飲んで山本さんは
ピンク色に頬が染まっています。

「喜んでもらえてよかった。」

「あれあれー急に紳士的になってー
何か怪しいー」

「怪しくないよ。
僕はいつだって紳士だよ。
相手の嫌がる事はしない!
でも相手が望んでいる事は、
ためらわずするんだ!」

「ふ~ん、
じゃあ私が何を今望んでいるかわかる?」

「う~ん、そうだなぁー。
この後店を出て、僕らは手を繋ぎ、
そして一緒に僕の家に来るんだ」

「えーそれが私が今望んでいる事だって言うのぉー?」

「いや・・これは僕が望んでいることさ」

「何よそれー」

山本さんは楽しそうに笑いました。

「うん、でもちょっと考えてみてよ。
結構素敵かもしれないよ」

「ふ~ん」

試すような目をして山本さんは
見つめてきました。

「じゃぁ、まず手だけ繋いで
外を散歩してみる?」

「よし!」

村中さんはボーイを呼んで、
会計を済まし、山本さんの手を取って、
外に出ました。

「ご馳走様」

「喜んで頂いて何よりです!」

「うふふ、
村中さんってたまに紳士的なフリするのね」

「えへへ」

まるで二人は仲の良いカップルのよう。
手を繋ぎ、涼しげな夜風が吹く町を散歩しました。


「ほら、ここが僕の家だよ」

村中さんは目の前の茶色いマンションを呼びさします。

「ふ~ん、気ままに散歩していると
思ったら自分の家の方向に行っていたんだ。」

山本さんはちょっと睨みつけるように
村中を見ます。

「いやいや、違うよ。
だって小さい町だろ。
普通に散歩しているだけで、そりゃ自分の家に着いちゃうよ。」

「えーそんなに小さい町じゃないわよ」

「綾ちゃんの育った町はもっと小さかったの?」

「そうね」

「よし、じゃあその話は僕の家で聞くことにしようか」

村中さんは山本さんの手を引っ張り、
マンションの中に入っていきます。

山本さんは、もうしょうがなわいねーと
いった表情でついていきました。

二人はエレベーターに乗り込み、
6階で降りました。

村中さんは喜びを隠しきれないといった感じで、
山本さんを自分の家に招待しました。

家の中は、白基調とした雰囲気の部屋で
シンプルで好感が持てる部屋でした。

山本さんは少し驚いた顔をして見渡しました。

「意外に素敵な家ね」

「もっと汚いのかと思った?」

「うん」

「僕をそういう風に見ていたのか。
じゃあ本当の僕をもっと知ってほしいな!」

村中さんは山本さんの唇に自分の唇を
合わせました。

抵抗されるかなとドキドキしましたが、
山本さんの唇に触れた時は
天にも昇る気持になりました。

そして、そっと口の間から舌を
出して、山本さんの口の中に入れました。

「ちょっと、急がないでよー」

山本さんはお酒で頬を赤く染めて
可愛らしい表情で、村中さんから離れました。

「これって挨拶なの?」

「いや、これは単なる愛情表現なんだ」

「愛情表現?」

「うん」

「つまり村中さんは私の事が好きなの?」

「うん、大好きになっちゃいました・・」

「なっちゃいましったて」

思わず山本さんは笑いました。

「でも会ったばかりだよね?」

「一目惚れしたんだ」

「今日の朝?」

「そう、僕は綾ちゃんに一目惚れしたんだ」

「それで、私が村中さんの事をどう思っているかは、
聞かないの?」

「知りたい!でも怖い!
出来れば両思いが良い!」

「何よそれー」

緊張した面持ちの村中とは正反対に山本さんは、
ちょっと意地悪そうな表情で楽しんでいます。

「私はぁーまだそこまで好きじゃないかも?」

村中さんは思わず泣きそうになってしました。

「だから、村中さん、惚れさせてみて。」

村中さんは顔をパッと上げ、
笑っている山本さんに抱きつきます。

どうか、彩ちゃんが僕に惚れますように!

そう願いながら、山本さんにキスをしました。
山本さんの分厚い唇に触れると、
思わず勃起してしまいます。

今日何回射精したが覚えていないが、
それでも勃起しちゃうってこれは愛の力だな!

二人は舌を絡め会い、
山本さんのブラウスに手をかけます。

そして小ぶりのおっぱいを愛情深くモミモミしました。

お酒で赤くなっていた頬が、
胸を揉まれ、より赤くなり、
どんどん艶っぽくなる山本さん。

甘い吐息が溢れてきて、
その匂いを嗅ぐ度に、
脳汁が出てきそうな程官能的でした。

そしてブラウスのボタンを外し、
白いブラージャーを取り、
薄い桜色の乳輪を撫で、乳首にツンと触れました。

「あぁぁん」

山本さんは感じている表情もとってもチャーミング。

普段は可愛いけど、喘いでいる顔になると
とんでもなくブサイクになる人がいます。

しかし、山本さんは全然そんな事なく、
より一層可愛らしくなったのです。

その表情を見ているだけで、
村中さんはカウパー液が出てしまいました。

もう我慢できない!と綺麗なおっぱいを
ペロペロペロと舐め始め、
手はスカートの中に入れ、パンティの上から
クリトリスを摘みあげました。

「うぅん」

悶絶しながら山本さんは薄らと目を開け、
村中さんを見つめてきます。

何て可愛いんだ!
もう全部欲しい!
綾ちゃんの全部ほしいいい!

という思いに支配され、
山本さんの体中を舐め尽くしたくなりました。

チュパチュパと乳首から
体全体を舐め始め、そしてパンティの隙間に舌を入れ、
クリトリスをペロリンチョとします。

「む・・村中さぁん」

「綾ちゃんん、洋次って呼び捨てにしてぇ」

「洋次ぃぃ、とっても気持ちいいわぁ」

山本さんの口から自分の名前が呼ばれる度に、
幸せな気持ちになりました。

そして、名前を呼ばれるってこんなに快感なんだと
村中さんは初めて気づきました。

あやちゃん大好きだよぉとパンティを脱がし、
ふわふわの陰毛に鼻をつけ、匂いを嗅ぎ、
そして舌を思いっきり伸ばし、オマンコの中へと挿入させました。

あやちゃんの愛液は少し酸味がきつかったですが、
それがあやちゃんの愛液だと思うと、
たまらなく愛しいものに感じられたのです。

もっと色々舐めたいと、マンコから舌を抜き、
綾ちゃんの股をかいぐぐり、そしてアナルに
舌をペロペロと舐めると、
彩ちゃんが前へと倒れこんでしまいます。

四つん這いの姿勢になり、
もっとアナルを舐めてよと、
丸くて白いお尻を突き上げてくるのです。

そしてアナルに舌をつっこむと、
少し異臭がしましたが、そんな事全く気にしません。

だって綾ちゃんの事が大好きなんですもん。

お尻の穴からちょっと臭い匂いがしたから
なんだっていうんです。

逆にもっと舐めたい、匂いたいって思うのが普通です。

こんな可愛い顔の綾ちゃんのお尻から、
こんな豊潤な匂いがするなんて!と
愛おしくなるものなんです。

それが愛情なんです。

村中さんももっと臭いのくれと、
アナルに舌を突っ込み、グチョグチョに動かしてやります。

「そこぉ、洋次ぃ、
すごいぃ」

ジャーーーーーーーー

思わず綾ちゃんはオシッコを漏らしてしまいます。
アナルを舐められ、綾ちゃんはお漏らししてしまいました。
綾ちゃんのおしっこは黄色くて
ツーンと鼻を突くような匂いがします。

「いやぅん、
お尻の穴は駄目っていったのにぃ」

「綾ちゃん僕はうれしいよ。
綾ちゃんのオシッコする姿が見れてうれしいよぉ」

村中さんはマン毛に付着している尿を
ペロペロと舐め、味わいました。

それは何とも表現し難い味で、
正におしっこの味でした。

「おいしいよおおー
綾ちゃんのおしっこおいしいよぉ」

「もう洋次ぃ、そんな事言わないででぇ」

綾ちゃんはお尻をふりふりさせ、
恥ずがしがっています。

丸くてちょっと大きめのお尻が左右に振られる光景を見て、
村中さんはまたアナルを舐めたくなりました。

こんなにお尻の穴が可愛いと思った事はない・・・
綾ちゃんはお尻の穴すら可愛いんだあぁ。

またアナルにベロを突っ込むと、
綾ちゃんは喘ぎ声が激しくなり、
自分からお尻を突き出して、
もっと奥にと欲しがってきました。

「洋次いぃ」

ビクンビクン

綾ちゃんはアナルでいっちゃいました。

「あやちゃんのアナルとっても可愛いよぉ」

「いやん」

綾ちゃんはモジモジしながら起き上がり、
村中さんのオチンポを咥えてあげました。

チュロチュロと優しいながら、
ネットりと唾を貯め、オチンポに絡めました。

フェラチオをしている表情はとってもチャーミングで
村中さんはその表情だけでイキそうになってしまいす。

「だめっぇ・・ちょっとまってええ
いっちゃいそうだぁあよん」

「えーはやいぃぃー」

スポンとオチンポから口を離し、
上目遣いで甘えた目で見つめてきます。

「綾ちゃんの中にいれたいぃ」

「いいよぉ」

綾ちゃんを仰向けにして、
両足を持って、お尻をちょっと浮かせ、
オチンポをオマンコに挿入しました。

ゆ~っくりと入れて、
徐々に顔が歪む綾ちゃんの表情が堪らなく色っぽくなっていきます。

村中さんはいつも後背位が好きなんですけど、
今回ばかりは大好きな綾ちゃんの表情を見ながら
セックスをしたいと正常位にした訳です。

そう、好きでもなく、ただHしたい相手だと
表情を見つめるよりも、
お尻を鷲掴みにしてパンパンした方が興奮するんですけど、
愛情がある相手だと見つめ合いながらパンパンした方が、
とっても興奮するんです。

村中さんは本当に綾ちゃんを愛しているんです。

パンパンパンパンと音を鳴らせ、
二人は見つめ合いながらお互いをより求めます。

パンパンパンパンは愛の音。

いっぱいいっぱい鳴らしました。
そしてとうとう村中さんの射精の時間が
迫ってきました。

「綾ちゃん、いくううううう」

ドグンドグンドピューーーーーーン

まだこんなに精子が残っていたのかという程、
大量の精子が綾ちゃんのオマンコに流れ出てました。

綾ちゃんは村中さんを抱き寄せ、
お尻を掴み、子宮に届くようにもっと奥にきてええと
腰をクイっと動かします。

そして、
「あぁん」
と叫び声を出すと、体を痙攣させました。

二人は挿入したまま抱き合い、
そして数分が経つと、お互い顔をそっと上げ、
見つめ合うとキスをしました。

「僕の事好きになってくれたかなぁあ?」

村中さんは自信なさげに言うと、
綾ちゃんはとってチャーミングに微笑み、
そしてキスをしてくれました。

「好きになったかも」

村中さんは天にも昇る気持ちでした。

それから二人でお風呂に入り、
そしてベッドですやすやと眠りにつきました。

朝になると村中さんはいつもより30分も前に置きました。

綾ちゃんと付き合う事になって初めての朝だ。

横でスヤスヤと眠りについている綾ちゃんを見つめると
何とも言えない充足感に満たされ、最高潮に幸福な一時でした。

綾ちゃんの為にとコーヒーを入れ、パンを焼き、
そしてヨーグルトを用意しました。

「綾ちゃん朝だよ」

そっと肩に手をかけ、ベッドに寝ている綾ちゃんを起こします。

「うぅ~~ん、あと五分寝かせてぇぇーー」

綾ちゃんの可愛いお願いに逆らえるはずもありません。

五分後にまた起こしにいきました。

「綾ちゃん起きないと遅刻するよぉお」

「うぅ~~ん」と唸り声をあげ、
そしてモゾモゾと起き上がりました。

「ねむいぃぃ」

「朝弱いんだねー」

「うにゅぅぅ」

寝ぼけ眼でまだ上手く口が回りません。

「ほら、朝食の用意しているよ」

寝ぼけ眼の綾ちゃんの手を引き、
椅子に座らせてあげました。

「コーヒーだよ」

綾ちゃんはカップを手に取り、
コーヒーを一口飲みました。

「おいしい」

眠そうな目がちょっと開き、
もう一口飲みました。

「おいししいわああ」

「喜んでもらえてうれしいよ」

「いつも朝ごはん作ってるんだぁ」

「うん、これからは毎日綾ちゃんの為に作ってあげるよ」

「うれし」

そこには幸せな恋人同士の風景がありました。

二人は職場へ出かける為の用意をします。

「あーん、着替えもってくればよかった」

「じゃぁ今日の夜でも
綾ちゃんの着替え何枚か持ってくればいいよ」

「うん、そうする」

そして二人は家を出て
手を繋ぎ職場まで向かいます。

歩いていると、綾ちゃんの同僚の男性と会いました。

二人は股間を優しくタッチして挨拶をしました。

「おい!何をするんだああああああ!」

思わず村中さんは叫んでしまいました。
愛する綾ちゃんと見知らぬ男性が股間を触り、
挨拶したことに村中はつい怒鳴ってしまいました。

村中さんもこれはヤバイ!と正気になり、
エヘヘヘヘとごまかすように笑いました。

「冗談だよぉぉー。
ちょっと他の国の人のマネをしただけなんだ」

「大丈夫ぅ?」

綾ちゃんは心配そうに村中さんを見つめました。

「うん、大丈夫だよー。ジョーク、ジョーク!」

冷や汗をびっしりかきながら、
なんとかこの場をやり過ごそうと必死でした。

「そうそう、最近官能の国では、
そういうの流行っているんだよねー」

綾ちゃんの同僚の男性が、
フォローするように繕ってくれます。

「ふ~ん、そうなんだぁ」

腑に落ちない綾ちゃんでしたが、
そのまま三人は歩き出しました。

ぎこちない雰囲気のまま会話も弾まず、
村中さんは途中で二人と別れ水道局に向かいました。

村中さんも今回の出来事に
自分でもびっくりし、
このままじゃ危険だと肝を冷やします。

まずい・・・
これが恋なのか・・・
綾ちゃんが他の男性と股間を触りあう度に
頭がおかしくなりそうだ・・・

悶々としながら職場に入ると、
先輩の美代子さんが既にいました。
二人は軽く股間を触り合うと、
美代子さんは心配そうに見つめてきます。

「村中君大丈夫?」

「はい・・」

「何か凄いつらそうな顔しているわよ」

「はいぃ・・・」

「うーん、ちょっと待ってて」

美代子さんは自分の席に戻り、
カバンを手にとると、村中さんを引っ張って外に出ました。

幸いまだ他の職員はまだ来ていなかったので、
誰にも見られる事なく、
美代子さんの車に乗り込みました。

美代子さんは車を発進させると、
早朝からでもやっている喫茶店に向かいました。

お店に到着し、中に入ると、
奥の席に座り、コーヒを頼みました。

「さて何があったの?」

「愛しちゃったんです・・」

「そう、村中君も愛をしっちゃったのね」

「はい・・」

「愛する女性が他の男性と挨拶するのが嫌でしょうがなないのね」

「そうなんです・・」

「私も20年ぐらい前にその事でたくさん苦しんだわ」

村中さんは顔を上げ、美代子さんを見つめました。

「美代子さんにもそんな時期が・・」

「アハハハッハハ、
今にも泣き出しそうな顔しているのに、
そんな減らず口を叩けるのね。
案外タフね」

「いや・・・本当に困ってて・・
美代子さんどうすればいいんですか」

「慣れなさい、私を含め他の人はそうやって生きてきたのよ。
そして結婚して、家庭をもっても状況が変わる事はないのよ。」

「僕に・・出来るでしょうか・・」

「やるのよ。無理なら国から追放されちゃうのよ」

「じ・・自信がありません・・」

「じゃあ官能の国から出なさい。
その女性と他の国に行けば、
股間を触りあったりすような挨拶はないわよ。」

「それしか無いかもしれまんね・・」

美代子さんは時計に目をやりました。

「そろそろ戻るわよ。
あまり遅くなるとうるさいぃ。」

「はい・・」

「ほらシャキっとして!」

美代子さんは立ち上がり、
村中さんの股間を握ります。

しかし村中さんのオチンポはピクリとも
反応しません。
もう綾ちゃん以外の女性を抱く気は無くなってしまったのです。

「これは重症ね」

美代子さんはため息をついて、
村中さんを促し、店を後にして、
水道局に戻りました。

既に外回りに行っている職員も多く、
数人と股間を触り合い挨拶をして、
自分の席に着きました。

その日村中さんは全然仕事に身が入りませんでした。

水回りの修理を数件行き、
その度に股間を触られ、
また誘われもしましたが、
全然セックスをする気にもならなく、
淡々と修理をこなし、そそくさと後にしました。

気が重いまま、仕事を終わらせ、
綾ちゃんを迎えに図書館に行きます。

中に入るとカウンターには綾ちゃんがいません。
どこにいるんだろうかと中を探してみると、
奥の方から喘ぎ声が聞こえてきました。

挨拶しているんだなぁ思って耳を澄ましてみると、
その喘ぎ声に聞き覚えがありました。

村中さんは一気に理性が吹っ飛び、
声の方へと走りだしていました。

そして奥の本棚を右に曲がると、
バッグで突かれている綾ちゃんと目が合いました。

「洋次ぃぃ」

綾ちゃんは村中さんに気がつくと、
気持ちよさそうに声を出し、
村中さんの名前を呼びました。

「お!彼氏さんかな?
挨拶させてもらってますう!」

パンパンパンパンパン

軽快に腰をふりながら、
男は村中さんにニッコリと微笑みかけました。

その瞬間村中さんは我を忘れ、
男に殴りかかってしまいました。

村中は男に馬乗りになって、
顔をボコボコに殴り続けます。

すぐさま騒ぎに気づき、誰かが通報してしまい
官能警察官が現れました。
驚いて呆然としている綾ちゃんも
その時ようやく事の重大さを認識しました。

「洋次、何で・・・」

村中さんは警察官に取り押さえられて、
連れていってしましました。

嫉妬による暴行という事で
すぐさま国外退去の手続きが行われてしまいました。

これで全部終わった・・・・
綾ちゃんを失ってしまった・・・
でも避けようがなかった・・・
今回我慢出来ても、いつか僕は今日と同じことをしていただろう・・

悲しみよりも諦めに似た感情に支配され、
刑務所で一人うなだれていました。

そしてとうとうその日がやってきました。

刑務官に連れ出され、車に乗せられました。

車はどんどん進み、国境に近づくと止まりました。

ドアが開き、村中さんは外に出ます。

そして出入国管理事務所に入り、
事務的な書類を捜査官が提出しました。

退去の際に、司法機関により管理されていた村中さんの財産の内、
3割だけが現金化され村中さんに手渡されました。

村中さんは出入国管理事務所を出て、
国境を渡りました。

もう官能の国へには生涯戻れない。
知らぬ内に涙が溢れていました。

村中さんは涙を流しながら歩いていると
一件のコーヒーショップが見えてきました。

中に入る気にはなれず、通りすぎようとすると
ガラっと音を立てて扉が開きました。

「洋次!」

綾ちゃんがそこには立っていたのです。

「あや・・ちゃん・・・」

「洋次!一緒に行こ!」

綾ちゃんは泣き腫らした洋次の手を取りました。

村中さんは泣きながらも笑いが溢れてきます。

「なんで・・・」と言おうとすると、
そっと綾ちゃんは村中さんの口に人差し指を当てました。

そして村中さんの頬にキスをしました。

「洋次、どうやら私も本当に好きになっちゃったらしいわ」

綾ちゃんは村中さんの手を引いて、
遠くに見える町へと歩いていきました。

完結

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2013年12月08日 トラックバック(0) コメント(0)