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エロすぎる官能小説 無料官能小説!アダルトな内容で、妹や熟女を扱ったオリジナルのエロ小説です。他にも乱交や人妻とのsex(セックス)、変態プレイ、エロい体験談風などライトノベル調の読み物です。無断転載禁止

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【官能小説】布団屋の主人の物語

親父の後を継いで布団屋をやり続け今日で20年が経過した。

本当なら大学へ進学したかったが、
大学なんぞ行っても良い布団屋にはなれないと
親父に猛反対され、今じゃ閑古鳥が鳴く布団屋の主人。

そんな親父も去年無くなり、
寂れた布団屋に嫁ぎにくる女性もいるはずもなく、
布団屋の二階に住む老いた母と自分の二人暮らし。

今日も店内に置いてある愛用の椅子に座り
窓の外を眺めるも、
寂れた商店街は、滅多に人が通る事も無く、
写真のような静止画か目にうつる。

そもそも今時布団屋で布団買う人なんて
滅多にいない。

この世に布団屋があることすら知らない人も
いるんじゃないか。

今では、ネット通販や大型良品店で購入するのが常。

わざわざ布団屋に来て一体誰が買うのだろうか。

このままじゃ近いうちに廃業は避けれない。

自然とため息が出てしまう。

全く動きのない外の風景を見るのも
嫌になり、店内を見渡すと、
パッケージされた枕や毛布に埃がかぶっている。

お前らが使われる時がくるのかねー。

いつからそこに積まれているんだ?

話し相手のいない私は暇になると、
枕や布団に話しかけてしまう。

このままこいつらも使われる事なく
朽ち果てていくかもしれない。

そんな布団や枕を思うと悲しくなってくる。

私は立ち上がると、
愛犬家がペットにブラッシングをするように、
袋詰めされた枕や布団の上の埃を
タタキで叩いてやる。

このまま使われる事なく
生涯を終えるかもしれないが、
お前らが悪いんじゃない。
だからと言って俺を責めるなよ。
そういう時代なんだ。
それでも誰か恨みたいなら、
ここに運ばれた来た運の無さを恨め。

私は布団に話しかけていると、
後ろでガランと立て付けの悪い
ドアを開ける音がした。

「すいませ~ん」

「な・・なんですか?」

店にお客が来るとは思っていなかったので、
つい自分の家に他人が無断で入って来たような
警戒心をあらわにする態度をとってしまった。

「あの・・?ここお布団屋さんですよね?」

「は・はい!いらっしゃいませ!」

そう、ここはお店なのだ。

私はお客の問いかけでお店という事を思い出し、
接客用の笑顔をつくる。

しかし久しぶりにお客なので、
笑顔をするにも顔が強ばってしまう。

自分を慰めるように、
力を抜いて、お客に視線を送る。

20代前半だろうか、大学生の雰囲気を
漂わせた女性で、この店に似つかわしくない。

「布団が欲しいんですけぉ」

そりゃ布団屋に来たんだから、
布団が欲しいんだろうと私は頷くと
また妙に緊張してしまう。

ここ数年まともに若い女性どころか
女性と会話をした事がない。

良く会話する女性といったら
老いた母ぐらいのもで、その母も元来口数が少ない質なので
ほとんど会話らしい会話も無い。

「は・・はい、お布団ですね。
どのようなモノをお探しでしょうか?」

「う~ん」

女性は顎に手の平をやり考え込む。

「良く眠れる布団が欲しいんです」

「良く眠れる布団ですか・・・」

曖昧な要望に私は困ってしまう。

良く眠れる布団とは何だ・・

良く眠れる布団はどれかなと
店内を見渡し、女性の方に視線を向けると
目が合ってしまう。

女性はどうですか?と頭を横に傾け聞いてくる。

「そうですね・・良く眠れる布団ですか」

また同じセリフを言って、
店内を見渡そうとすると、
女性が店の中央に置かれているベッドの
方に歩き出す。

「これなんか良く眠れそう」

女性はベッドに敷かれている布団を手に取ると
埃が少し舞い、咳をする。

「す・・すいません、お客さんが
全然来ないものですから・・
その埃がちょっと溜まっていまして」

「うふふふ、何か情緒があって素敵ですわ」

女性は笑顔で掛け布団を鼻のところまで
持っていき、いつから敷かれているか
わからない布団の匂いを嗅ぐ。

最近じゃこういうのが流行りなのかなと
訝しがりながらも、久しぶりのお客、
それも若くて可愛らしい女性というから
舞い上がってしまう。

「どうぞ!良かったら寝てみてください!」

私は言った瞬間に後悔した。

いくら本人が情緒的と言っても埃がかぶった布団に
今時の可愛らしい女子大学生が寝るはずない。

それに閑散とした商店街にある寂れた布団屋で
店内はうらびれた主人の私だけである。

変に警戒され、困らさせてしまったと
下を俯いていると、
女性は楽しそうに靴を脱ぎ、ベットの中に潜り込んでいる。

私は驚きを隠すように、問いかける。

「あ・・あのどうでしょう?」

女性の寝るベッドの側まで寄ると、
布団から頭をちょこんと出し、
唇を突き出しう~んと布団の感触を
味わっている。

そんな仕草に私は恋をした中学生のように
鼓動が早くなってしまった。

「うん、これいいかもぉ」

「それは、それは」

私はこの布団を買ってくれるのかなと
何かとか緊張を悟られないように、
笑顔で待っているが、
女性は一向に布団から出てこない。

女性の方を見つめると、
じっと私を見つめてくる。

「あの~?」と私はこの妙な雰囲気から逃れる為に
話しかける。

「はい?」

女性はまるで喫茶店にいてお茶を飲んでいるかのように
リラックスしている。

お客が布団を買いに来た。

そして今良い布団か確かめる為に
布団で寝ている。

頭で整理すれば、理解できるが、
目の前に楽しそうに布団で寝ている状況を
間の当たりにすると、いまいちこの環境に馴染めない。

私がじっと見ても、
ニコっと微笑み返すだけで、
女性は布団から出てこない。

目のやり場を無く、
しょうがないので店内に目を泳がしていると、
女性は目を閉じ、
すやすやと気持ちよさそうに眠り出す。

私は呆然と彼女を見やるも、
起こす気にもなれず、
先ほど座っていた椅子に腰をかけ、
一旦頭の中をリセットする為に、
静止画のような外の風景を見つめる。

これは何かのイタズラなのか・・

ふと頭によぎるが、一体何の為に
こんなイタズラするのか。

私はそんな事を考えていると、
彼女の睡眠が伝染したのか、
私までいつの間にか
睡魔に襲われ、眠りについてしまう、


何時間寝てしまったのか、
外は真っ暗になり、
店内も真っ暗になっている。

私はあの女性はどうしたのだろうと、
慌てて立ち上がり、
店内に電気を灯すと、
先ほど寝ていたベッドには
女性がいなくなっている。

あれは夢だったのかと
思っていると、布団の上に
メモ用紙が一枚置かれている。

それを手にとり見ると、
「気持ちよさそうに寝ていらっしゃったので、
このまま失礼させてもらいます。
この布団も良いですが、違う布団も試したいので、
また来ますので、よろしくお願いします。」
と書かれていた。

夢じゃなかったのか。

私はメモをズボンのポケットに入れ、
二階に住む母の元へと向かう。母と食事を一緒にとる。

元々無口な母だったが、
父が他界し、お店に客が来なくなると、
さらに塞ぎ込むように無口になっていった。

今晩も食卓を囲んで一緒に夕飯を食べるも、
ほとんど会話らしい会話も無く、
淡々とお互い食事をする。

毎日憂鬱な時間であったが、
久しぶりにお客が来て、
また来てくれるというので、
私は久しぶりに楽しい気分で食事が出来た。

しかし、この事を母に告げるのは躊躇してしまう。

母を喜ばせられるかもしれない。

でも何故か言う気になれない。

まだ店に来ただけで、
実際に購入してもらった訳ではない。

私は一人そんな言い訳で自分を
納得させ、結局母には今日の事を告げなかった。

私は食事を終えると、
さっさとお風呂に入り、
自室に引きこもる。

だからと言って何をする訳でもなく、
テレビをつけ、眠くなるまでの時間を
だらだらと過ごすのが日課になっていた。

今日も時計が22時をまわり過ぎた頃に、
そろそろ眠くなる頃合だと、
テレビと電気を消し、布団の中に
潜り込んで寝に入る。

しかし、目を瞑る度に、
今日来た女性の顔が思い浮かび、
なかなか眠くならない。

何とか寝ようと必死に自己暗示かけるも
当然ながら逆効果で一層目が覚めてしまう。

これは眠れないと、
一旦起き上がる。

しかし、普段なら寝ている時間に一体何をすれば
良いのかと手持ち無沙汰になってしまう。

しょうがないので私は自室から出て、
隣の部屋の母を起こさぬように、
忍び足で台所に行き、
水道水をコップに注ぐ一杯飲む。

さて、どうしようかと考えると、
今日来た女性の寝転んだ布団を見に行こうと
思いつく。

その時別段やましい気持ちがあった訳ではなく、
ただ純粋に見たかったのです。

階下に降り、真っ暗な店内を
明かりもつけずに、ベッドの側へ行くと、
鼓動が早くなってきます。

これがあの女性が寝ていたベッドに布団かと
自然と手の伸ばし、布団の匂いを嗅いでしまいました。

布団から女性の匂い、
それは化粧か香水かわかりませんか
とっても甘い匂いがしたのです。

その瞬間、私は恥ずがしながら勃起してしました。

甘い匂いに夢中になり、
女性が今日寝ていた場所に潜り込み、
必死に布団に付いた匂いを嗅ぎながら、
パンツを下ろし、
手は勃起したペニスを持ってシゴいていたのです。

目を閉じ、鼻から匂いを感じると、
朧げだった女性の表情もイキイキとしてきて、
ペニスを握った手がどんどん早くなっていくのです。

この布団が商品だという事も忘れ、
まるで女性に優しく抱きしめられいるような心持ちで、
私はそのまま射精して、
布団にぶっかけてしまいました。

まさに至福の一時でしたが、
すぐさま激しい自己嫌悪にかられたのです。

中年になって用意をもせず、
その場の勢いでオナニーをしてしまい、
あろうことか布団にぶっかけて
商品を駄目にしてしまったのですから当然の事です。

何とかせねばと、
私はすぐさま起き上がり、
店の奥からティッシュを持ってきて
拭き取りましたが、もう売り物にはなりません。

このまま外にほっぽり投げ出す訳にもいかず、
ひとまず布団を畳み、隅の方に置くことにしました。

そしてその精子のついた布団を見ると、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱになり、
涙がこぼれ落ちそうになりました。

布団屋がこんな事に布団を使っちゃならん。

そんなんじゃ良い布団屋にはなれないぞと、
親父の声が聞こえてくるのです。

私はもうこんな事はしない、
これからは良い布団屋になろうと
かたく決心し、自室に戻ったのです。

久しぶりの放出で疲れたのでしょう、
先程のが嘘のように私はすぐ眠りにつきました。

次の日、私はいつもより早く、
そして気分良く目が覚めました。

朝食を母と食べ、そしていつにもまして
軽やかな足取りで階下のお店に降り、
シャッターを開け、店を開けました。

今日もあの女性くるかなと、
胸を躍らせる自分に、
まるで恋をした中学生のようだと
自嘲気味な笑いが溢れます。

いつもなら、椅子に座り、
ボーと外を眺めているだけで
時間は過ぎますが、
今日はつい時計が気になってしまい、
チラチラと見る度に疲れがたまってくるのです。

今日は来ないかもしれない。

そう思うと気持ちはふさぎ込み。

いや一時間以内に来るかもしれない。

そう思うとそわそわと落ち着かなくなってしまい、
その繰り返しでお昼すぎにはヘトヘトに疲れてしまいました。

何だが馬鹿らしくなり、
ちょっと椅子に座りながら眠りに就こうかと
腕を組み、頭を下げて寝る姿勢になると、
立て付けの悪い扉を開ける音がした。

「あの~今日もお布団を見せてください。」

私は飛び起き、女性の元に駆けつけました。「昨日は失礼しました。」

お客様がベッドで眠ってしまったとはいえ、
自分までも眠りこんで、お客様が起きても気づかずに、
寝ていた事を詫びました。

「いえいえ、私もつい本当に気持ちの良い布団なので、
眠ってしまったのがいけなかったんです。」

女性は私に微笑みかけてくれました。

それだけで私は有頂天になっていると、
女性は昨日眠ってしまったベッドの側に行きました。

「あのー昨日のお布団が見当たらないようなんですけどぉ、
売れてしまいましたか?」

貴方の匂いがついた布団に興奮して
私は精子をぶっかけてしまいましたと言えず、
あれーどうしたんだろうととぼけるしかありません。

女性はどこだろうと店内を散策し、
とうとう店の隅に畳まれている精子がついた布団を
見つけてしまったのです。

女性は嬉しそうに布団を手に持ち、
ベッドまでやってきて、
「もう一度ちょっと試しに寝て良いですか」と
聞いてきました。

断る事も出来ずに、ハイと頷くしかありません。

女性は布団を広げ、靴を脱いで、
ベッドの上に寝転がり、布団を自分の体に
かけました。

「あれー、何か昨日より体にしっくりくるかも。」

女性はリラックスした表情で、
私の精子がついた布団を堪能しています。


その光景に私は物凄く興奮して、
思わず勃起してしまいました。

丁度彼女の股間辺りに、
私の精子がついた布団があり、
擬似ぶっかけをしているようです。

私は少し鼻息が荒くなり、
彼女は見つめ視姦しているような気分に陥ってしまいました。

私の妄想がどんどん膨らんでいくのを
遮るように彼女に声をかけられる。

「あのー違うお布団を試してもいいですか?」

私は勿論ハイと頷くと、
女性は起き上がり、店内からそこそこ値段が張る羽毛布団を
一枚手にとりもってくる。

「これーいいですか?」

「はい、どうぞ」

女性はお気に入りのワンピースを見つけたかのように
嬉しそうな表情を浮かべ、
私の精子のついた布団をどかし、
新しい布団をかけて、
感触を味わっています。

そして目を閉じ、呼吸が緩やかになっていくと、
また眠りについてしまいます。

私はそんな彼女を愛おしく思いながら見つめ、
今日こそは絶対彼女が起きるまで寝ないぞと
強く思いました。

しかし、彼女の寝顔をずっと見ていると、
一緒に布団の中に入りたい欲求にかられてくるのです。

これはちょっと自重しなければならないと、
いつもの定位置の椅子に座り、
静止画のような変化のない外の風景を眺めていると、
やはり強烈な眠りに襲われてしまうのです。

彼女の眠りから、何か睡魔を誘う強烈な電波でも
流れているのでしょうか。

私はとうとう眠ってしまいました。

そして目が覚めた時には、
昨日と同じく店内は真っ暗で、
電気を灯しても彼女の姿は無く、
メモだけがベッドの上に残されていました。

「お互いまた寝てしまいましたね。
また来ます。」

昨日よりは幾分砕けた雰囲気の文面に
私は彼女に親近感を覚えました。

私は、彼女の寝ていた布団を手に取りたい欲望を抑え、
昨日と同じ過ちはしないぞと二階に上り、
母といつものように食事をするのです。

そして、お風呂に入り、
自室でテレビを見ながらそろそろ寝ようと
電気を消し、眠りにつこうとしますが、
昨日よりも強烈に彼女の表情が目に浮かび、
一向に眠れる気配が訪れません。

起き上がり、部屋の中を歩き回り、
結局階下のお店に降りてしまいます。

しかし今日はあくまで彼女の匂いを嗅ぐだけ。
それ以上の事は絶対しない。

強い決心の元に、
彼女が寝ていた布団の側に行き、
布団を手に取りました。

布団を鼻の方に近づけて行くと、
昨日のオナニーによる快感が
体を突き抜けてくるのです。

その上、昨日よりも匂いが強く
甘美な芳香が漂ってくるのです。

私はもう我慢出来ずに、
また布団の中に潜り込み、
屹立したペニスを自由にする為に、
ズボンと下着をずらして、
ペニスを握って上下に動かしていまいます。

目を閉じると、
鮮やかに彼女の表情を思い出し、
今日は声まで聞こえてくるのです。

彼女が私の名前を呼ぶ。

何度も何度も彼女の口から
私の名前が発音されるのです。

強い匂いのせいでしょうか、
まるで目の前に彼女が立っているようで
私の恥ずかしいオナニーを見てくれているような
羞恥プレイを味わっているような感覚に陥るのです。

私はまた我慢出来ずに、
今度は昨日よりも値段の張る高い羽毛布団に
ぶっかけてしまいました。

昨日よりも素晴らしく気持ち良い射精で、
自己嫌悪におちいる事もなく、
これはこれで問題だと思いますが、
諦めの心境に似た、ある種の悟りを感じてしまいました。

私は昨日と同様起き上がると、
ティッシュで布団についた精子を拭き取り、
満足感すら覚えながら自室に戻り、
ぐっすりと眠りにつきました。年のせいなのか二日連続で射精したので、
今日は体が少しだるく、起き上がるのに
一苦労しました。

居間で母と朝食を取り、
さっそく階下に降りて店を開けようとすると、
母が話しかけてくるのです。

「最近お店はどうかね?」

母は父が亡くなり、お店も客足が遠のくと、
お店の事を全く口にしなかったのに、
急に話しかけれて私は驚いて、
立ち止まってしまいました。

まさか母は私が夜な夜な行っている行動を
知っているのではないかと、
急に不安になり、言葉を濁すように
返事をすると、私は逃げるように階下に降りました。

店に降りるも、落ち着かずに
店内をウロウロしてしまうのです。

母は私はよりも床につくのが早い。
何かの拍子に夜中に目が覚め、店の方で物音がして
下に降りてきて、見られたかもしれない。

いや、一回寝ると、母は起きない質だ。

見られては無いはずだ。

私は冷や汗を額にびっしりかきながら、
店内を歩き回っていても、しょうがないと、
シャッターを開けました。

ガラガラとシャッターが上に行くと、
あの女性が店の前に立っているです。

「おはようございます。」

彼女はいつものように笑顔で店内に
入ってきます。

さすがにシャッターの開く前から
この寂れた布団屋の前で立って待っているのは
明らかにおかしいと、不審に思い問いかけました。

「あのー朝から店の前で待っていたんですか?」

「う~ん」

彼女はなぞなぞの答えを考える風に、
頭をかしげ、そして少しハニカミながら
見つめてくるのです。

私はそんな彼女の可愛らしい表情や動きを
目の当たりにすると、強く問いかけて、
嫌われて来なくなる事の方が心配になってしまいした。

「あははっは、そんな訳ないですよね。
そうそうすいません、昨日も寝てしまって・・」

話題を変えるように、私は昨日も眠ってしまった事を
彼女に謝りました。

「うふふふ、ここって不思議な場所ですね。
私もここに来たら何だか眠くなっちゃうんですよ。
いつもいるご主人も寝ちゃうんだから、
睡眠の神様に愛されている場所なのかな」

「どうなんでしょうねぇ、あはははは」

彼女は私にニッコリと微笑むと、
自分家のようにくつろぎ、
まるで自分のベッドであるかのように、
また店内に置かれているベッドの方に行き、
ごろんと寝転がりました。

そして布団の中に潜りこむと、
目を閉じ、すぐさますやすやと眠りだしたのです。

昨日ぶっかけた高級羽毛布団に寝ている・・・

私はその光景に興奮して勃起してしまいました。

私の精子がついた布団で眠る可愛い女性・・・

二日連続で私、いや私達は一体何をやっているんだ。

股間が熱くなるのを感じながらも、
この異様な光景に慣れてしまう事に、
抵抗を感じたのです。

私は寝ている彼女の肩に軽く触れました。

「あの・・お客さま・・」

彼女は瞼をゆっくりと開けると、
不思議そうに私を見つめてくるのです。

「一緒に寝ますか?」

彼女は布団から手を出して、
私の腕を掴むのです。

「どうせ、私達寝てしまうのだから、
一緒に寝ましょう」

あまりの事で、私は頭が真っ白になり、
彼女に促されるまま、ベッドの中に潜り込んでしまいました。

布団に入り、頭を左に向けると、
彼女は楽しそうな表情を浮かべ
瞼を下ろし、眠りにつこうとしています。

私は不覚にも先程よりも激しく勃起し、
鼻息も荒くなってしまったのでしょう。

彼女は目を開けると、
手を私の股間まで伸ばし、
ズボンの上から触ってくれるのです。

そして優しく私のペニスを握り、
私の方に顔を向け、口からハァーと
甘い息をかけ、
ペニスを上下に数回動かすと、激しい快感を感じ、
すぐに射精してしまったのです。

ズボンとパンツは精子で粘り付き、
不快感を感じながらも、
先ほどの快感の余韻に浸るように
目を閉じるといつの間にか眠ってしまっていました。

すやすやと熟睡していると、
肩を強く揺らされるのを感じ、
目を開けると、ぼんやりと目の前に
老いた一人の老婆が立っているのです。

「お・・お母さん」

「あんた、店も開けずに商品のベッドで
寝いているってどういう了見だね」

私は跳ね起きると、あの女性はどこ行ったのかと
まわりを見回しても母しかいません。

「あれ・・彼女は・・・」

「彼女って、何を寝ぼけているんだね。
もうお昼過ぎだよ。シャッターを開けずに、
一体何をやっているんだい。」

シャッターを開けていない・・
そんな筈はないと、振り返ると、シャッターは締まったままでいる。

そうだメモをいつものように置いているかもしれないと
枕元を見るも、何も無い。

私は訳がわからず、布団から出て、
立ち上がると股間に不快感を感じる。

射精した精子が乾いて肌や衣服にこびりつく感触。

そうだ、射精は実際にしているんだ。

じゃあ夢でも何でもないと安心しながらも、
もしかして泥棒かも・・と店内を見渡すも
何かが無くなっている雰囲気がない。

訳がわからず、立っていると、
母に叱責されてしまう。

「ほら、あんたさっさとシャッター開けなさい。」

私は言われるがままに、
シャッターを開けると、
親子連れが店の前に立っている。

「あのーやってますか?」

私は呆然とこの親子を見ていると、
母が私を押しのける。

「はい、やっていますよ。
どうぞー」

「お父さんやってるってー
良かったねー。」

「うん、そうだな」

小さい女の子が店の中に入ると、
まるで不思議の国に来たようにはしゃいでいる。

「パパー、お布団屋さんだよー。
すごいねー。お布団がいっぱいあるー」

「こら、お店の中で騒ぐじゃないよ」

娘は父に注意されても全く気にする素振りを見せない。

「だってー、お布団屋さん初めてみたんだもん」

「最近じゃこの辺でも布団屋って言ったら
うちの店しかないからねー。
小さいお子様には珍しいかもしれませんね」

母は少し誇らしげに言うと、
小さい女の子のお父さんが頷く。

「そうですねー。私も数日前に引越してきたんですけど、
ここの布団屋の看板を見て、布団を新調しようかと思ったんですよ。
でもこの二日間お店を閉められていたようで。」

母は私を睨みつける。

「はい、ちょっと用事がありまして・・」

「そうですか、今日もお休みかなと
思っていたところ丁度開いたので」

「それはそれはありがとうございます。」

母がお客に頭を下げると、娘が父を呼び声がする。

「お父さ~ん、私これがいいー」

娘は昨晩精子をぶっかけた高級羽毛布団を指差している。

「おいおい、これはまだ大きすぎるだろ」

「でもーこれ良く眠れそうだしー
気持ちようさそうだしー、これがいいの」

娘は精子のついた布団を抱きかかえる。

父が困っていると、私の母が助け舟を出す。

「これだったら大きくなっても使えますし、
少しお値段は張りますけど、何年も使えて、
安眠出来る事を考えると、よろしいかと思いますよ。」

「そうも、そうかなぁ。
よし、じゃあこれにするか。」

「かしこまりました。」

母は手際良く、私の精子がついた布団を包装します。

私はその布団は精子がついていると言う訳にもいかず、
ただ見るしかなく、、
そして母の急変に驚いて立っているしか出来ませんでした。

店に出ていた時の昔の母に戻っている・・・

親子は家が近いので、布団を持って帰ると言い、
包装された大きな包を抱えて、店から出ていきました。

そして店から出る際に、小さな女の子が私に微笑みかけたのです。

どこかしらあの彼女に似ている気がしましたが、
気のせいかもしれません。

そんな事より母にどうしたのと駆け寄るのが先です。

「お母さん、何で店に出てきたの」

「あんた一人じゃ心配だからだよ。
お父さんの形見の店だし、潰す訳にはいかないし、
それに最近お前おかしかったから来たんだよ」

「おかしかったって」

「私があんたを妊娠してお店に出れない時に、
お父さんも一時期あんたみたく、うつろな目して
ニヤニヤしてたんだよ。
そん時は結局別段何もなかったんだけど、
ここ最近のあんた顔みたら急に思い出してね。」

「なんだよそれ・・」

「なんだよじゃないよ。
まったく何かに化かされるような年でもないし、
しっかりしておくれよ」

「う・・うん」

化かされたのかもしれない。

私は頭をはっきりさせる為に、
店内奥の洗面所で顔を洗おうと向かうと、
初日にぶっかけして畳んで洗面所脇に置いていた布団が無くなっている事に気づく。

私はハっと驚くも、息をゆっくりと吐きだし、
洗面所に入る。

彼女は泥棒だったのかもしれない。

化かされるよりは良いのかなぁ。

私は蛇口から水を出し、顔を洗い、
頭をあげると、どこからともなく甘い匂いが漂ってくる。

化かされたのかも。

私は一人ほくそ笑み、店に戻りました。

終わり

2014年02月01日 トラックバック(0) コメント(0)